🚐 PO-SIDE DIYシリーズ 第5話 NV350キャラバン電装DIY🔌【サブバッテリー設置】

サブバッテリー・電装ベースを製作
はじめに
前回の第4話では、NV350の車内でどんな家電を使うかというところから始め、必要な電装品を調べながら、自分なりの配線図を作りました。
ただ、配線図ができても、まだ電装は紙の上にあるだけです。
今回はその配線図をもとに、460Ahのサブバッテリーや2000Wインバーター、走行充電器などを実際に配置して、**NV350の電装の土台となる「電装ベース」**を作っていきます。
実際の作業では、最初からすべての寸法や配置を細かく決めていたわけではありません。
大きなものから置いてみて、
「これはここしか入らないな」
「じゃあ、こっちはここ」
と、かなり現物合わせで作っていきました。
ケーブルを切りすぎたり、一度つないだ配線を全部外したり。
それでも最後には、最初にイメージしていた形にかなり近い電装ベースを作ることができました。
今回は、そんな電装ベースが出来上がるまでを書いていきます。
まずは電装ベースをどこに作るか
最初に考えたのが、サブバッテリーシステムをNV350のどこに置くかでした。
車内の中央部分は、車中泊するときにリビングのように使いたい場所です。
そのため、電装関の設備を中央のスペースにできるだけ使いたくありませんでした。
そこで選んだのが、車両右後ろのタイヤハウスの上です。それと、ベットを後部にせいさくするので、ここなら最終的にベッドの下へ電装を収めることができます。

電装だけを考えて場所を決めたというより、これから作るベッドや家具も含めて、NV350の車内をどう使うかを考えた結果、この場所になりました。
電装ベースはアカシア材で製作
電装ベースには、基本的にアカシア材を使いました。
ただ板の上に電装品を並べるのではなく、板を縦方向にも使い、強度が出るようにしながら組んでいます。
ただ、この段階で細かな設計図を作っていたわけではありません。
最初に思い描いていた形はありましたが、ここは逆に考えすぎないようにしました。
細かく決めようとすると、サブバッテリー、インバーター、その他の電装品をどう収めるか、なかなか答えが出なかったからです。
そこで実物を置きながら、その場で考えて作っていくことにしました。
まず460Ahのサブバッテリーから位置を決める
最初に、おおよそのサイズでバッテリーを置く板を切り出しました。
そこからバッテリーの位置を決めて、そのほかの機器の位置を決めていきます。
今回使う電装品の中でも大きなものなので、まずはここを基準にしました。
バッテリーの位置が決まったら、次は2000Wインバーター。
こちらも好きな場所を選べるほど余裕があったわけではなく、
ぶっちゃけ、この位置にしか収まりませんでした(笑)
でも実際に置いてみると、これが思った以上にベストマッチ。
バッテリーとインバーター、この大きな2つの位置が決まったことで、電装ベース全体の形も見えてきました。
ベッドも考えながら電装ベースの高さを決める
バッテリーとインバーターの位置が決まったところで、次に考えたのが高さです。
ここでは、電装品が収まればいいというわけではありません。
この電装ベースの上には、最終的にベッドがきます。
そのため、これから作るベッドの高さも考えながら、電装ベースの高さを決めました。
高さが決まったら、それに合わせてアカシア材を切り出して配置していきます。
結果的に、この電装ベースの高さや大きさが、その後に作るベッドや家具、棚などを考えるひとつの基準にもなりました。
電装ベースだけを単体で作ったというより、NV350の内装全体を作っていく中の土台のひとつになった感じです。
空いたスペースに電装品を配置
バッテリーとインバーターが決まったら、残っているスペースを見ながら他の電装品を配置していきました。
- MPPT機能付き走行充電器
- 外部充電器
- スイッチング電源
- バスバー
- その他の電装品
ここも最初から細かく場所を決めていたわけではありません。
実物を置いて、
「ここなら入る」
「こっちのほうが収まりがいい」
と確認しながら決めていきました。

配線図は作っていましたが、実物の配置についてはかなり現物合わせ。
それでも最終的には、最初に考えていたイメージに近い形へ収めることができました。
配線図を見ながら実際のケーブルを作る
機器の位置が決まったら、いよいよ配線です。
第4話では線で描いていたものを、今度は本物のケーブルでつないでいきます。
ケーブルは最初に寸法を決めてまとめて切るのではなく、実際に接続する位置まで這わせて長さを確認してから切りました。
専用のケーブルカッターで切断し、端子も専用の圧着工具を使って取り付けています。






作業自体も、
「まず全部取り付ける」
「次に全部配線する」
というきれいな順番ではありませんでした。
ひとつつないで、
「次はここかな」
と考えながら、少しずつ進めていった感じです。
ケーブルを切りすぎた……
ここでやってしまったのが、ケーブルの長さ合わせです。
実際に這わせてみて、
「ちょっと長いな」
と思って短くしたところ……
今度は切りすぎました(笑)
ケーブルそのものの長さだけを見てしまうとダメで、端子を取り付ける部分まで考えて長さを決める必要がありました。
これは実際にやってみて分かったところです。
太いケーブルの圧着は想像以上
もうひとつ意外だったのが、端子の圧着でした。
専用の工具を使うので、もっと簡単にできると思っていました。
ところが実際にやってみると、かなり力が必要。
こういう部分も、調べているだけではなかなか分からなかったところでした。
※使用したケーブルカッターや圧着工具などについては、工具レビュー第3弾で詳しく紹介予定です。
細い配線は一度全部やり直し
太いケーブルだけでなく、細かな配線もたくさんあります。
ここでも失敗しました。
接続することを優先してどんどんつないでいった結果、配線が絡まった状態に。
途中で、
「これはダメだな……」
となり、せっかく接続した配線を一度全部外しました。
そこから整理しながら、もう一度接続し直しています。
完成した状態だけを見ると分かりませんが、途中ではこんなやり直しもありました。
冷蔵庫と冷凍庫は途中で給電方法を変更
そして、最初に考えていた電装計画から変更したところもあります。
それが冷蔵庫と冷凍庫の電源です。
当初は2台ともサブバッテリーから電源を取る予定でした。
ところが実際に使ってみると、2台合わせて約100W。
思っていたより電気を使っていました。
しかも夏場だと、昼間は20分稼働5分休止みたいに常にコンプレッサーが動いている時間が長くなっていました。
そのままだと、冷蔵庫、冷凍庫だけでサブバッテリーだと3日くらいしか持ちません。
なので、Eco Fiowさんのポータブルバッテリー(4000W)を使うことにしました。(これも、今後レビューしていきます)
ですので、冷蔵庫と冷凍庫についてはサブバッテリーからではなく、ポータブルバッテリーから給電する形へ変更しました。
最初に作った計画を何がなんでもそのまま完成させるのではなく、実際に使って分かったことに合わせて変更した部分です。
そして電源投入。一発で動いた!
ケーブルを切りすぎたり、細い配線を全部外してやり直したり。
途中ではいろいろありました。
それでも、配線そのものは第4話の段階からかなり考えて作ってきました。
そして一通り接続を終えて、いよいよ確認。
結果は、一発でいけました!
ここは素直にうれしかったところです。

第4話では紙の上に線として描いていた電装が、ようやく実物になりました。
今回のDIYを終えて
今回の電装ベースは、細かな寸法まで決めてから作ったものではありません。
まず大きなサブバッテリーを置く。
次にインバーター。
そこから高さを決めて、空いている場所へ他の機器を配置する。
そして実際にケーブルを這わせながら配線していく。
かなり現物合わせで作りました。
でも結果的には、最初にイメージしていた形にかなり近いものになりました。
そして、この電装ベースが完成したことで、ベッドの高さや家具、棚など、このあとのNV350の内装も少しずつ形が決まっていきます。
何より、何度も調べながら作った配線が一発で動いてくれたときはホッとしました。
さて、今回で、NV350の電装についての記事はいったんここまでです。
この電装ベースから各設備へ伸ばした配線については、これから紹介するベッドや12Vクーラーなど、それぞれのDIY記事の中で実際の作業と一緒に紹介していきます。
第4話で考えた配線図が、第5話で実際の電装ベースになりました。
ここからは、この電装を使ってNV350の車内を少しずつ作っていきます。
🚐 次に読む
DIYシリーズ第6話「ベッド製作編」
電装ベースが完成したら、次はいよいよベッドの製作へ進みます。
今回作った電装ベースをベッド下に収めながら、ベッドの高さや大きさを考えて製作していきました。
電装ベースを作るときから考えていたベッドが、ここから実際に形になっていきます。
🔧 あわせて読みたい
電装DIYで使用した電装工具・配線工具レビュー
今回の電装DIYで実際に使用した工具や、使用商品については、工具レビュー第3弾、第4弾で詳しく紹介します。
どんなインバータを使ったのか、走行充電器とは?端子の圧着など、実際にどの作業で使ったのか、使ってみてどうだったのかをまとめます。
🛠 DIYで実際に使用した工具・資材まとめ 第3弾 電装機械編
🚐 PO-SIDE DIYプロジェクト|シリーズ一覧
NV350を車中泊仕様にするまでを、第1話から実体験ベースで紹介しています。
最初から読んでいただける方は、ぜひシリーズ一覧からどうぞ!





