🚐 PO-SIDE DIYシリーズ 第6話 NV350キャラバン内装DIY🔨【ベッド、壁】

NV350キャラバンDIY|ベッド・壁製作編
はじめに
前回の第5話では、460Ahのサブバッテリーや2000Wインバーターなどを設置するための電装ベースを製作しました。
電装ベースが完成したところで、次に取り掛かったのがベッドと壁の製作です。
ここまで床、天井、電装と作ってきましたが、今回の作業が進んでいくと、NV350の荷室が一気に「車中泊するための空間」らしくなってきました。
ただ、最初からベッドと壁、棚まで全部きっちり設計していたわけではありません。
最初は、
「壁を作って、次にベッドを作って、棚は最後に作ればいいかな」
くらいに、それぞれを一つずつ作っていくつもりでした。
ところが実際に壁を作り始めると、
「あれ?ここを作るなら先にベッドの高さを決めないとダメじゃん」
さらに進めると、
「中央の棚の高さも先に考えないと……」
と、次から次へと別の部分がつながってきます。
作っている時間より、途中で手を止めて考えている時間の方が長かったんじゃないかと思うくらいです(笑)。
今回は、そんな感じで現物を見ながら作っていった、NV350の壁とベッド製作を紹介します。
まずは左右上部の断熱・防振から
壁を作る前に、まず施工したのが車体上部左右の断熱と防振です。
天井については第3話で施工していましたが、その下の壁になる部分はまだ残っていました。
ここに断熱・防振施工をして、その後に壁を作っていきます。


この時点ではまだ鉄板や断熱材が見えていて、今の車内とはかなり雰囲気が違います。
右側はベッドの受けと中央部の棚をつなげる
次に形を決めていったのが右側です。
右側には、後方のベッドを支える部分と、車内中央部で使う棚を作ることにしました。
この2つを別々に作るのではなく、つながるような形で製作しています。

右側には前回製作した電装ベースもあります。
そのため、
電装機器をベッド下に収めたい。
でも、ベッドを高くしすぎると今度は壁の施工に影響する。
さらに後から載せるマットレスの高さも考えなければいけない。
ここで、いろいろな寸法がつながってきました。
ベッドの高さは窓より40mm下に
ベッドの高さを決めるときに基準にしたのが、
- ベッド下に電装機器が収まること
- 左右の窓の位置
- 壁の下地を施工できること
でした。
最終的にベッド面は、左右の窓の高さより40mm下になるようにしました。
窓ギリギリまでベッドを上げてしまうと、その部分に壁を作るための下地が打てなくなってしまいます。
だから40mm下げています。
前回の電装ベースを作っているときからベッドの高さを意識していたのも、このためです。
電装ベースだけを単独で考えていたら、あとからベッドを作る段階で高さが合わなくなっていたかもしれません。
左側の窓はスタイロフォームで塞いで断熱
右側の形を考えながら、左側の壁も進めました。
左側はスライドドア部分を除いて、窓をスタイロフォームで塞いで断熱しています。
スタイロフォームを入れただけではどうしても周囲に隙間ができるので、その隙間にはウレタンスプレーを使いました。

写真を見るとウレタンがはみ出していて、見た目はまだ完全に「施工中」です(笑)。
でも最終的には壁で隠れてしまう部分。
見えなくなるところも、できるだけ隙間が残らないように施工しました。
右側は窓を残して窓枠を製作
右側は左側と違って窓を残します。
そこで、羽目板を貼る前に2か所の窓枠を製作しました。
窓枠を作り、その周囲に羽目板を固定できるよう壁の下地も作っていきます。

羽目板は上から。中にはパーフェクトバリア
壁には、天井と同じように羽目板を使いました。
施工は上から順番に進めています。
ただ羽目板を全部貼ってからでは壁の中に断熱材を入れられないので、半分くらいまで貼ったところで内部にパーフェクトバリアを敷き詰めました。
そこからは、
羽目板を貼る
↓
入れられるところにパーフェクトバリアを詰める
↓
また羽目板を貼る
という感じ。

隙間という隙間に、入れられるところはできるだけパーフェクトバリアを入れていきました。
天井だけだった木目が壁までつながってくると、ここで一気に車内の雰囲気が変わりました。
次は左側に収納を兼ねたベッドの支えを作る
右側の壁ができたら、次は左側です。
ここにはベッドを支えるためのボックス型の棚を作りました。
ただし、引き出し式にはしていません。
中を大きく使える空洞タイプです。
この収納は、スライドドアの後ろから車体後部まで続く形にしました。
使い方もある程度決めていて、
前方には冷蔵庫。
一番後ろには冷凍庫。
そして、その間にできるスペースには、
緊急用の工具や、普段はあまり使わないアウトドア用品、蚊取り線香の予備などを収納します。

毎回取り出すものではないので、引き出しなどの複雑な構造にはせず、大きな収納スペースとして使うことにしました。
左右の棚に18mmのパイン材を渡してベッドに
左右のベッドを支える部分ができたら、いよいよベッド面を作ります。
使ったのは厚さ18mmのパイン材。
左右の棚の上に橋を掛けるように板を渡して、その上にマットレスを載せる構造です。

ベッドの下すべてを家具で埋めてしまうのではなく、左右をベッドの支えとして使うことで中央には空間も残りました。
ダブルサイズにしたかった。でも100mm足りない(笑)
ベッドは最初から、ダブルサイズのマットレスがすっぽり収まる大きさを目指しました。
用意したマットレスの厚みは100mmです。
ところが実際に載せてみると……
長さがどうしても100mm足りませんでした(笑)。
車体側を100mm伸ばすわけにもいきません。
そこで、
ダブルサイズのマットレスを100mm切りました。
せっかく買った新品のマットレスですが、入らないものは仕方ありません(笑)。
100mmカットすることで、NV350のベッドスペースにきれいに収まりました。
中央部の棚もマットレスの高さまで考えて製作
中央部に作った棚の高さも、適当に決めたわけではありません。
ベッド面だけではなく、その上に載せる100mm厚のマットレスまで含めた高さを考えて決めています。
こうして振り返ると、
電装ベースの高さ
↓
ベッドの高さ
↓
窓と壁下地の位置
↓
100mmのマットレス
↓
中央部の棚の高さ
と、全部つながっています。
でも作っている最中は、ここまできれいな順番ではありませんでした。
作業中、一番長かったのは「考えている時間」かも
最初は、壁、ベッド、棚をそれぞれ一つずつ作っていくつもりでした。
中央部のボックス型の棚なんて、最初は一番最後に作って、空いたところにはめ込めばいいと思っていました。
ところが壁を作り始めると、
「あれ?先にここの高さを決めないとダメじゃん」
ベッドを考えると、
「ここはマットレスの高さまで考えないと……」
また別のところを作ろうとすると、
「その前にこっちを作らないと下地が入らない」
……フリーズ(笑)。
作業する。
止まる。
考える。
寸法を見る。
また作る。
そしてまた止まる。
今回は、この繰り返しでした。
完成写真だけを見ると最初から全部計算して作ったようにも見えますが、実際には現物を見ながら、その場その場で次の工程を考えて作っています。
そして気づいたらニスを塗っていなかった(笑)
もう一つ、完全に予定から抜け落ちたことがあります。
保護用のニスです。
本当は木材を加工して組み立てながら、順番に保護用のニスも塗っていく予定でした。
ところが、
「ここを先に作らないと」
「次はこっちだ」
と作業を進めていたら……
気づいたときには出来上がっていました(笑)。
そして現在も、
まだニスを塗れていません。
これは完全に、作業の流れに乗りすぎました(笑)。
左側も羽目板で仕上げて壁が完成
左側も最終的には羽目板を施工しました。

天井から左右の壁まで木目がつながり、最初の鉄板が見えていた荷室とはかなり雰囲気が変わりました。
そしてベッド周辺については、あえて余計なものを作らないようにしています。
実際に寝てみたら、家と変わらないくらい快適
完成して実際に使ってみると、これが想像以上に快適でした。
個人的には、
家で寝るのと変わらないくらい快適です。
ダブルサイズの広さがあり、マットレスも100mmの厚みがあります。
そして、もう一つ良かったのがベッド周辺に余計なものを作らなかったこと。
車内なので収納はいくらあってもいいくらいです。
ベッドの上にも棚を作れば、さらに収納スペースを増やせたと思います。
でも、寝る場所に張り出すようなものは作りませんでした。
そのおかげで、寝返りを打っても何かにぶつかることがありません。
収納を増やすことよりも、寝る場所を広く、何もない空間として残したことは、実際に使ってみても良かったと思っています。
まとめ
|考えて、止まって、また作った ベッドと壁
今回のベッド・壁製作は、最初に完璧な図面を作って、その通りに組み立てたDIYではありませんでした。
壁を作り始めて、
「ベッドの高さを先に決めないと」
ベッドを考えて、
「中央の棚も考えないと」
棚を考えたら、
「マットレスの高さも関係するじゃん」
そんなことの繰り返しでした。
途中で何度も作業を止めて考えましたし、予定していたニスも塗らないまま完成してしまいました(笑)。
それでも、電装機器をベッド下に収め、収納スペースも確保し、最後にはダブルサイズのベッドを作ることができました。
そして何より、実際に車中泊してみると家と変わらないくらい快適に寝られる場所になったことが一番です。
DIYなので、最初からすべて思い通りには進みませんでした。
でも、作りながら考えて、必要なら予定を変える。
今回のベッドと壁は、そんな作り方で完成しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
このDIYが、これからNV350のベッドや壁を自分で作ってみようと思っている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
🔜 次に読む記事
第7話|12Vクーラー設置編
ベッドと壁が完成して、ようやくNV350の車内も「寝られる空間」になってきました。
次に取り掛かったのは、夏の車中泊で欠かせない12Vクーラーの設置です。
どこに取り付けるのか、どう固定するのか、配管や配線をどう通すのか。
実際のNV350に合わせながら、12Vクーラーを取り付けていきます。
📖 あわせて読みたい
🚐 PO-SIDE 工具レビューシリーズ
第1弾
床・天井DIYで使用した電動工具|PO-SIDEおすすめ工具レビュー
第2弾
床・天井DIYで使用した資材・小道具|PO-SIDEおすすめ工具レビュー
第3弾
電装DIYで使用した電装機器|PO-SIDEおすすめ工具レビュー
🚐 PO-SIDE DIYプロジェクト|シリーズ一覧
NV350を車中泊仕様にするまでを、第1話から実体験ベースで紹介しています。
最初から読んでいただける方は、ぜひシリーズ一覧からどうぞ!





